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父、大動脈解離で卒倒!

2011年2月27日 at 10:43 AM No Comments

何と、2月14日夜、父が大動脈解離で卒倒してしまいました。
あの日、NHKテレビ「鶴瓶の家族に乾杯」で、小宮悦子さんが、連ドラでも有名になった尾道の街を訪ね、千光寺から下る坂の細道で八朔大福(最近の名物?)をつまんで、向島へフェリーで渡って、・・なんてのをやっていまして、実は、尾道は、私の郷里に近いところなもので、懐かしく見たところでした。

そうしましたら、その夜、妹からの電話で、父が倒れ、病院に担ぎ込まれたと。電話の向こうの重苦しい雰囲気がそのまま伝わってきました。「これから手術ができる病院へ、・・ 転送の手配をしてもらって、・・・」「血圧が、えっ!下がって、50?意識混沌、、。手術もできない!・・・」

これは、だめだ!もう観念を決めました。
ちょうど1年前には取引先の方が同じ病気で、ゴルフの上がりホールで倒れ、そのまま逝かれてしまわれましたので、そのことも頭に重なりました。
とにかく急いで駆けつけなくては、家族それぞれ、明朝広島へ向かう段取りにしました。式服も用意して、念の為、2週間分ぐらいの滞在準備を整えて。それにしても、いざとなると、気性の難しい親父でしたが、もうひと目、生きている顔を見たい!ただ、この状況では、そんな願いも期待を持ちえられず、眠れない夜が明け、新幹線で向かって行きました。

そうしましたら、妹から、「朝方になって、血圧が持ち直し、尾道の病院で手術をしてもらえることになった。今、救急車で搬送してもらっているから、尾道の病院へ行ってほしい」って。
おお!何とか持ちこたえられたのか、ともあれ、尾道の病院へ。
昨日の鶴瓶さんのテレビの風景を、今日こんな形で目にすることになるとは。
尾道に着いては、既に手術が始まっていましたので、取りあえず、昼飯でも食べることに。こんなときに何ですが、その居酒屋の定食は、刺身定食の刺身にフグもついて、なかなか美味な。
それはともかく、その手術は10時間掛かるというもの。既に80歳で、色々持病も多くただでさえ半病人の父が堪えられるのか?手術自体、その死亡率が16%だって。たとえ、手術が成功しても、まともには回復できないんじゃないの?

手術は、夜8時に何とか無事終わりましたが、後遺症の具合等は良く分かりません。
それから、3日間は、人工呼吸装置を付けていることもあり、麻酔で眠らせたままでした。確かに覚醒していたのではあの人工呼吸には到底耐えられないでしょう。
そして、3日が立ちましたら、先生の言われていた通り、麻酔から起きることになりました。
そこで目を覚ました父は、何か緊張して必死に何か言おうとしていましたが、声にもならず、ならば筆談でも思いましたが、思うように手も動かされないらしく、結局何を言おうとしたのか分かりませんでした。
どうも後で、妹の話を聞いてみると、その数日の麻酔のあいだは幻覚と現実の中を彷徨っていたらしく、随分悪い夢を見ていたようです。
地獄の閻魔大王を張り合っていたのか?
ともあれ、そんなこんなで、父は、生き還りました。

しかし、これは、相当稀な幸運だったのではないかと思います。
初日によく堪えたこともありますが、いきなり10時間の緊急手術があの病院でできたのも全く不思議なくらいです。とにかくその診療科の先生は2人しかいないんですから。これは、生きながらえたことに相当感謝をしなければバチが当たるというものでしょう。
果たして、父にその感謝の気持ちがあるのか?どうも素直ではない父は、未だにベッドの中で言いたい放題らしいですが。

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