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(前回に続き)本日、退院

2010年11月20日 at 3:26 PM No Comments

本日、退院してきました。本来であれば、絶食からの回復食は、月曜日の朝まで続くところだったんですが、今回軽度ということでもあり、また、経過もいいので、2日分をパスして昨日昼五分粥から、夕食には全粥で、普通食は家で食べることに。
病院に長居をしたい人もいないと思いますが、それにしても、敢えて言わせてもらうと病院というのは、なかなかうるさいところでありまして、昼は昼で、診察や、治療など様々で忙しい上に、ご家族や見舞い客が次々と。

大部屋なせいもありますが、何と賑やかな。夜となればまた、こう言っては何ですが、大体、今病院はご老人がほとんど占拠されていますから、特に、中には認知症気味の人もいらっしゃったりしますと、何時とかまわず、ナースが呼ばれて、世話をし、その間をぬって、痰、咳、それもよほど強力なのが全身の力のこもった迫力で。その横から、またでかいイビキなどと。私なんか随分世界を小さくぬう様な過ごし方をしなければいけないわけで。従ってこれに耐えるには、なかなかよほど強靭か鈍感な神経か、どんな環境も厭わないという根性がいるかと思う次第であります。
ということなものですから、私など、並みの神経で七分の体力のモノには、なかなか病院で寝ているなんてのは、何とも耐えられるものではなく、逃げ帰ってきたような始末と。実は、3年前の入院時には、最後の頃は、1週間ほど、毎日外泊許可を得て、家に帰ってました。幸い、家がタクシーワンメーターほどですから。最も、タクシー運転手さんには、そんな近いところへ行かされたんじゃ商売効率が悪いって。ともあれ、そんなことで、何とか、静かな安らぎを乞い求めながら只凌いでおりましたこの数日でした。

それにしても、真面目な話に返りますと、こういう状況を見ていますと本当に世間でいわゆる介護をされている方とかのご苦労が偲ばれます。勿論、ご本人が一番大変なのは言うまでもなく、ご本人自身、死んだ方がましだとそういう言葉を傍で聞くようなこともありましたが。かくいう私もあまり他人ごとでもなく。しかしこの実情を改めて目の当たりにしますと、都会に限らず日本中で核家族化が進んだ結果というのがすなわち、こういうことなんだなとつくづく考えてしまいます。

もっと生活スタイルが違う家族主義的な国は今でもいくらでもあろうとも思いますが、そういう大家族や家族を中心とした暮らしを今でも営んでいるところでは、こんなではないでしょう。家族じゅうの中である程度は何とか支えながら生活をしているんではないかと思うのですが、今の日本の状況は、支える家族が家に、また近くにいませんから、言い方がよくありませんが、結局、弾力度がなく直ぐに老老介護や認認介護で手に負えなくなり、被介護者は、どんどん介護ホームや病院へ溢れてくることになる。私がご厄介になっている病院は「急性期の治療」が目的だと明記してありますが、明らかにそういう時期を過ぎた方々が多くおられますが、この方々はどうなるのでしょうか?介護ホーム難民となるんですかね?
こうしたことは当然シミュレートされていた老齢化社会の実態なのでしょうが、つくづく政治は、もっと真剣に(今まで真剣ではなかったとは決して言いませんが)本当に結果の見える政治で、この老齢化、老人医療を考えませんと、とにかくどんどん行き場を失う老人と、行き詰る行政財政の狭間に入ってこの問題は、とにかくとても深刻だ!

国会答弁を呆れかえるような呑気な茶化し放言をしたどこかの法相さん、あなたに政治家の信念がおありであれば、もう1回一から人の世を見直して、あなたが先頭に立って、真面目にこういう問題に取り組んでください!!全ての政治家には、決死の覚悟で、これからの日本を考え行動して、そして、成長と医療介護、雇用を一体に、加えて外交を堅固にして、しっかりした日本の姿を取り戻していただきたい。“失われた20年”とは経済だけの問題ではなかった。政治の全てが停滞したんだなとそんな気がしてならない。取りあえず、何とか成果が果たされなければ、失礼ながら、団塊の方々がこの先、更に病院を占拠されたら、必然的にそうなるでしょうが、その時には、私たち団塊後の次の世代は、更に今の若者には、どんどん生きる将来の世間が狭まります。

さて、こういう政治向きの話をしていたのでは、話の空回りに終わりかねませんので、というわけではありませんが、この前の話に返って、そう大腸全摘した人は、結構いるっていうこの事実、この事態を認識した限りは、これは、何とか、「大腸全摘の会」とか何かそういうものででも、皆さんの話が交換できて、私はこうして日常を過ごしているなんていう話を持ちあって、何か少しでもいい対処法の相談でもできることになればいいなと思うんですけど。
この話は、次の機会にまた考えたいと思いますが、なかなか一人でこういうことを言っていても始まりませんので、先ずは、大腸全摘の人のブログでも覗きに行きましょうかね。ちょっとお相手をしていただけれるようなところはありませんでしょうか?これから、探しにいきますので、もし、ご縁を紡ぐことになりましたら、よろしくお願いします。

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