ホームへ戻る
〜がん患者による体験記と相互の情報交流を通じて、生き行くお互いの助けになりますことを目指して〜
開設に至る趣旨


およそ人の世はまことにもって常ならぬ、諸行無常ということか、大事は予期せずいきなり、しかも容赦なくやって来るものです。 私は、平成18年秋、腸閉塞から救急入院、2日後には大腸横行結腸の切除手術を行うことになりました。 結果は、大腸癌(ステージ3A(ないしB)〜5年生存率70%)。そして、その半年後には、新たにS状結腸への原発性大腸癌が見つかり再切除手術、結果、大腸のほとんどを失うことになってしまったのです。

更には、翌年、2箇所の手術部分からの浸潤再発癌が見つかり、その時の最新と言われる抗癌点滴治療〜最新の血管新生阻害剤+FOLFOX、FOLFILIを行うことになりました。その点滴治療の癌抑制率(治癒ではなく、進行を止めるか縮小する可能性)は50%程度。インフォームドコンセントとはいえ、随分、淡々とご丁寧に説明をしていただけるものです。 そうして、私は、何とも無情冷徹にしか感じられない統計確率度の中に、命を預ける身となってしまいました。

とはいえそれは幸いにも、生きる方向へと傾斜、思いのほか、7ヶ月後の平成20年12月には「寛解」との診断を得ることになり、点滴治療からは目出度く脱出することになりました。 しかしながら、この種の抗癌治療において、決して寛解が完治に繋がらない、あくまで抑制されただけのものでしかないことは、多少の癌治療に知識のある方であればご承知のことでしょう。実際、NHKの番組でこの最新の血管新生阻害剤の治療もそういうものであることが紹介されていました。 ところがそれ以来、私は、これまで、再再発の診断もなく、寛解状態を続けております。
(これらの詳述は、私の体験記をご参照ください。)
                           

それはなぜ故でしょう?主治医の大学病院の先生は、「そういうこともあります」。なるほど、「そういうこと」なのですか? それにしてもそういうこととはどういうことなのでしょうか?たまたま稀なる幸運の女神が微笑んでくれたということなのか? 実は、私は、その寛解診断の前から、ある「選択」を用いています。その選択と私の病状経緯につきましての因果関係のご判断はお預けすることといたしますが、 私は、先の経緯に拘わらず、現在もこうして、大腸全切除の後遺症を引きずりながらも、日々の生活ができて、万全ではないながらも、仕事も曲りなりに続けられています。また、この将来に向けて希望を持ち続けていることができています。

そこでこのようなことから、世の中にはこうした、現在艱難を抱えておられながらも、或いは、幸いにして既に恵まれた人生を取り戻されておられますなら尚のこと、そうした「たまたま」などという言葉では決して蔑ろにできない、得がたい体験を持たれておられる方々が、様々におありになると思います。どうか、そのような方々や、またこのようなことにご関心を持たれる方々と、純粋な信義をもっての交流を行わせていただくことにより、そうした経験を考え合わせる機会となり、それらを通じて、更なるお互いの人生の助けになりますならばと心より念じてこのサイトを開設しております。

何卒、このような趣旨にご賛同いただけます方には、お気軽に、このサイトへの体験記の寄稿や情報交流へご参加いただきますよう、ひとえにお願いいたします次第でございます。

どうぞよろしくお願いいたします。

「由井 修二」 尚、私の公開氏名につきましては、プライベート情報の都合により、仮名を使わせていただきますが、どうかご了承いただけますようお願い申し上げます。

私に、ご連絡をいただける際には、こちらのメールにてお待ちしております。

Mail to: shujiyui@gmail.com