つぶやき広場

2010年11月5日

宇宙の起源~インフレーション

Filed under: 未分類 — admin @ 12:25 PM

先日、東京北の丸公園 科学技術館で、「宙博(そらはく)2010」というのがあり行ってきました。今年は、はやぶさの帰還、IKAROS(イカロス)の宇宙ヨットの深宇宙飛行成功などトピックスがありましたので、会場は子供たちの人気で大盛況の様子でした。

宙博は、展示会と同時に地下2階のホールで、レクチャーセミナーが開催されていました。私の目的は、そのセミナーで、宇宙の始まり~インフレーション理論の提唱者、佐藤勝彦先生の講義が聴けるということでセミナーに出席してきたのですが、結局、佐藤先生のセッションと共に、その後のセッション、・宇宙大航海時代~IKAROS、・火星―ウソカラデタマコトも面白くて、結局、3セッションを聞くことになりました。

佐藤先生の話は、宇宙が最初の始まりが「ビッグバン」であったとすると、いくつかの矛盾が生じます、それは、1)宇宙の初期の「晴れ上がり」という時期に発せされた光~宇宙背景放射が、本来その光(非常に弱く冷たい3,4ケルビン(‐270度C)はその後いかなる交わり、関係を持つことがないにも拘わらず、現在、全天球から一様に観測できる。2)宇宙が平たんである。(例えば3角形の内角の和が常に180度であること)、3)宇宙の銀河団の分布にゆらぎがある。・・・などと言われても、俄かに何のことやらと首をかしげることになりますが。その矛盾のために、ビッグバンの前にインフレーションと現象により一気に空間が作られたというのです。一気にというのは、それこそ1秒の10億の4乗分の1という全く感覚的な時間で捉えられない間に、100億光年を超える空間が拡がったというものですから、いかなる宗教の創造の神もそこまでの超概念領域へは思い至らなかったろうと思われますね。

ところでそこで佐藤先生が面白いことを言われたが、そのインフレーション現象も、アイシュタインの相対性理論も、私たちが普通に理解をしている「エネルギー保存の法則」を逸脱していないんだといういうことです。あれ?、それでは、無から有が突如として生まれた宇宙に対して、エネルギーの原則はどう働くの?それに対して持ち出されるのが、あの南部陽一郎先生がノーベル賞を取られて脚光を浴びることになった、対称性うんねんに関する理論ですが、ということは、この現宇宙の発生、創造に対しては、「反宇宙」の発生、存在があるということになるのか?

う~ん、反宇宙とは?今や、宇宙の次元も10次元のレベルで語られている時世。先日、ホーキング博士は、宇宙は、神なる造物主の手を借りなくても、科学によって、宇宙の発生を解明できると喝破されて、ローマ法王庁の不興を買っていましたが、ますますこの大宇宙のとてつもない不可思議さと、整然とした因果性が気になってきます。

実は、子供から未見識な人間が聞きかじりの話で無定見な講釈を並べるのはよくないと指摘を受けたばかりですが、しかし、私が私の存在を考えるとき、無理無謀は押しても、一旦観念整理しておかなければならないことがあるのです。この世界とは、如何に、奇跡的で、秩序をもった、かけがえのないものであって、そして、あらゆる生物、私たち人間は、その宇宙と共有された分派の存在であるということを。そしてその意義を。

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