つぶやき広場

2010年3月16日

ベーシックインカム

Filed under: 未分類 — admin @ 10:19 AM

昨日の新聞に「ベーシックインカム(Basic income)」というのが載っていました。最低限所得保障の一種ということですが、調べてみると、少なくとも18世紀末に社会思想家のトマス・ペインが主張していたということですが、近年、日本でも話題に上がっているようです。具体的には、国民1人当たり、毎月5~10万円を無条件で支給するというもので、4人家族では、5万円で月20万円ということになりますが、そんなにうまい話が本当に実現できるのかと?先ず財源が心配になりますが、1人月5万円では、年間約75兆円程になります。それに対して、07年度の社会保障給付の内、年金が約48兆円、その他福祉が約14兆円で、これを振り替えるとすれば、残りは13兆円となるということです。不足分は、消費税の増税になるかもしれませんが、今の所得再配分の歪さを考えますと、よほど、すっきりしますし、どこへ行っているのか分からない公共事業費や、社会保険庁の廃止、様々な組織の簡素化により、かなりのところで、予算も振替えができそうです。そうして、社会保障基盤ができれば、現在のフィンランドの好例ではありませんが、将来の生活不安へ対する無用な備えも要らなくなりますので、余計な貯蓄へ走ることもなくなり、消費が高まり、経済が活性化する。人は、生活スタイルにも余裕ができてきます。それでも、ほとんどの人は物欲に向けて稼ぐことになるでしょうが、自己の価値観において社会活動へ勤しむのもいい。人それぞれが人生観に沿ったライフスタイルを追求できそう。それで国家の経済成長ができるかと心配される向きもあるかもしれませんが、案外、多様性をもった社会の中では、企業はもっと生産性を高める指向ができることになるかもしれません。なかなか素晴らしいじゃないですか。恣意的な選挙対策政策で右往左往されない、高い理念のもとで将来が展望される国家像を、政治に期待したいものです。

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