つぶやき広場

2010年10月2日

「粘菌の知恵」イグ・ノーベル賞

Filed under: 未分類 — admin @ 2:27 PM

ユーモアにあふれた科学研究などに贈られる「イグ・ノーベル賞」授賞式が、9月30日米国ハーバード大学で開かれ、公立はこだて未来大(函館市)の中垣俊之教授他9名が「交通計画賞」を受賞したんですね。
アメーバ状の単細胞生物「真正粘菌」が輸送効率に優れたネットワークを作るとの研究で、人間が鉄道網などの都市のインフラ整備を行う際、粘菌の“知恵”を役立てるとした内容が評価されたということ。
日本人のイグ・ノーベル賞受賞は4年連続。おめでとうございます。

因みにこの受賞との関係はよく分かりませんが、確かに以下のニュースが話題になっていました。

(読売新聞 平成22年1月22日)
「北海道大学 手老篤史研究員らの研究」
関東地方をかたどった容器 縦21センチ、横17センチの中で、東京都心に粘菌をおき、首都圏の主要36駅にエサをおくと、粘菌は、エサを求めて広がり、ちょうど実際の鉄道網のようになった。この鉄道網を分析すると、輸送効率やアクシデント時の迂回路の確保といった点で、実際のJR鉄道網より優れたところがあるという。

【粘菌は植物か動物か?】

分類名「変形菌」と言われる粘菌は、変形体と呼ばれる栄養体が移動しつつ微生物などを摂食する“動物的”性質を持ちながら、小型の子実体を形成し、胞子により繁殖するといった植物的(あるいは菌類的)性質を併せ持つ生物である。

ところで「キノコの仲間は植物より動物に近い存在」ということらしい。
最近は遺伝情報解析から意外なことがわかってきた。キノコとカビ、酵母の仲間を「菌類」と呼ぶ。
一般に「菌」と言うと、菌類、精子と似た構造大腸菌や結核菌など細菌も同じ仲間と誤解されがちだがそうではないようだ。
キノコなどは細胞の中にある核が膜で覆われている真核生物。細菌は核が膜で覆われていない原核生物。基本的に体の構造が異なる。

そして、菌類に似ているがアメーバのように動く変形菌(粘菌)。
かつて粘菌は菌類に分類されていたが、民俗学者でもあり博物学者の南方熊楠(粘菌研究で知られている)は、粘菌は動物だと主張していた。
今では原生生物という別の一群に分けられ、キノコたちとも一線を画していて、植物ではない。

因みに、南方は、和歌山県田辺市に居を構え、熊野で植物採取をしながら粘菌の研究に夢中になるが、当時進められた”神社合祀令” に対し、廃仏毀釈が粘菌などの自然生物の宝庫である鎮守の森を破壊するとして自然保護のために神社合祀反対運動を起こす。珍事で逮捕されるが、それでも監獄の中で新種の粘菌を発見した!

それほどに南方熊楠が魅せられた不思議な生物、粘菌とは、

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